1.老後2,000万円問題
テレビやネットでよく報道されていたいわゆる「2,000万円問題」
これは、前提として金融庁の報告書によると以下の前提のもとに算出されています。
・夫65歳、妻60歳の時点で夫婦ともに無職である。
・30年後(夫95歳、妻90歳)まで夫婦共に健在である。
・その間の家計収支がずっと毎月5.5万円の赤字※である。
あくまでこれは「現時点」の社会保障をもとに「必要最小限の生活」を想定していますので、実際に私たちが老後を迎える頃には、もっと必要になるでしょう。
2.お金を学ぶ
将来に備えてお金を準備することが必要なのはわかりましたが、準備を始めるためには現状把握が必要となります。
まずはご自身の家計を管理できているかを下記のチェック項目で確認してみましょう!
Q1.年収を把握していますか?
Q2.可処分所得を把握していますか?
Q3.必要支出を把握していますか?
Q4.老後に向けていくらずつ準備していますか?
Q5.65歳時点での自己資産を想定していますか?
さて、すべての項目について回答できましたか?
もし不明確な項目があればすぐにでも確認してみましょう!
3.お金を管理する
ここで質問です。
あなたは家計簿をつけていますか?
いろんな節約系の記事で共通して書かれているキーワードがあります。
それは「家計簿をつける」です。
ではなぜ家計簿をつける必要があるのか?
(1)家計簿をつけるのは何のため?
・家計簿をつけ続ければ、支出の状況が把握できる。
・家計の改善点を見つけ、無駄な支出を抑えることができる。
(2)家計簿の活用
・ざっくりとした家計簿であっても、家計バランスがわかればまずはオッケー!
・理想とする家計バランスと実際の家計バランスを比較して改善点を発見できる!
・改善点の支出を抑えることができれば、その分を貯蓄に回すことができます♬
・自分にとって必要な支出か、無駄な支出かを見極めることが大切!
4.賢く貯める
実は確実にお金が貯まる方法があります!
それは、、、
「先取り貯蓄」
です!
「先取り貯蓄」で強制的に貯蓄分を確保する!
生活費を使って残った分を貯蓄するのではなく、貯蓄して残った分で生活する、という考え方をすれば自然とお金が貯まります。
先取り貯蓄は年収の2割以上を目標にしましょう!
5.「貯蓄上手」になるための心得
・今、どれくらいの貯蓄があるかをしっかり把握しておく
・毎月の生活費を知り、予算を立ててお金を使う
・「お金を使って余ったら貯蓄」という考え方は禁物!
・いつまでにいくら貯めるか、目標額を設定する
・お金を普通預金に預けたままにしない
6.今後の年金事情
2021年度の公的年金受給額の引き下げが決まりました。
16年改革で導入した賃金変動を受給額に反映させるルールの初適用です。
コロナ禍で賃金は下落傾向。公的年金は一段の改革が必要となります。
厚生労働省は1月下旬、21年度の公的年金の受給額を20年度比で0.1%下げることを公表しました。17年度以来4年ぶりの減額改定です。
4月から、厚生年金では夫婦2人のモデル世帯で前年度比月額228円減の計22万496円になりました。
自営業者などが加入する国民年金では40年間保険料を納付した満額の人の場合で同66円減の6万5075円になりました。
長期的に見ると基礎年金が大きく減額される可能性も、、、