会社の方針と合わないと感じるときの対処法

「○○部長は全然わかってないよな~」

「こういうところがウチの会社がダメなとこなんだよな~」

会社の同僚との飲み会の席でこういうことをよく耳にしませんか?

普段、会社の事務所では話せないようなことも、お酒を飲みながらだと、ポロっと出てくることがありますよね。

これって会社や上司の方針と、あなたの気持ちや考え方の不一致があるときに顕著に現れます。

こういうタイミングで自分の気持ちに向き合ってみると、原因がはっきりしやすいです。

目次

会社全体の方針が合わない場合

会社の方針と自分の考えが合わないという場合にも、様々なレベルがあります。
まずは、会社が掲げている理念やビジョン、中期計画といった会社全体の方針に共感や思い入れが持てない場合

「辞める」という選択肢を持つ

このレベル感で意見が合わない場合には、個人の力でそれらを変えることは現実的ではないでしょう。

この「理念」「ビジョン」「中期計画」といった全社的な方針は、部長や取締役などの上層部でも独断で変えることはできないものです。

その場合の選択肢は「辞める」ということになります。

「そんな、いきなり辞めるなんて!」

極端な話に思えるかもしれませんが、
「この会社の方向性に私はついていけません」というレベルであれば、それはもう辞めるしかありません。

なぜなら、、、

不満を抱えたままだと悪循環になる

そうは言っても現状の生活を維持するためには、容易に辞められない人が大半でしょう。
しかし、そうした不満は積み重なっていくので心身ともによくありません。
やりたくない仕事をやっていると、モチベーションも上がらないのでミスも増え、数字も上がらず、上司にも怒られる…といった負のスパイラルに入ります。

そして、それを続けることによって、取り返しのつかないような心の傷を負うことにつながるかもしれません。

こうした状況は、本人にとっても、会社にとっても望ましいことではありません。

では、どのようにすればいいのか、、、

辞めることのできる状態を作る

本当に心の底からその会社の方針に合わないのであれば、「辞めます」と言える状況を作っておくことです。

辞める勇気が持てるのは、今の会社を辞めてもご飯を食べられる人です。
今の会社に勤めながらできることは、どこの会社でも「あなたを雇いたい」と言ってもらえるような能力開発をしておくことです。

もしくは、自分の力で事業を起こして食べていけるだけの「稼ぐ力」を身につけることです。

上司の方針が合わない場合

一方、もう少し小さな部分で方針が合わないこともあります。
たとえば、上司やプロジェクトの方針が合わない場合です。

この場合は、対処法を考える余地があります。

対処法①自分のやりたいことをプラスオンする

上司が言っていることについては、それはそれで割り切って対応し、プラスオンで自分のやり方でやりたいことをやるということができたら最高です。
この方法をやっていくと、プラスオンの所で自分の能力開発もできますし、結果的には上司も認めざるを得なくなり、徐々に自分の発言力も上がっていきます。

対処法②上司の立場から考えてみる

上司の置かれている状況を想像してみるというのも1つの手です。

「なぜこの指示を出してくるんだろう?」

「上からどのような要求があったのだろう?」

もしかしたら上司にしか見えていない景色があるかもしれません。
自分の視点でしか考えられないと、「うちの上司はバカなんだ」という話になりがちです。

上司の立場に立ってモノを見ると、納得できるかもしれません。

対処法③上司とトコトン話し合ってみる

先の「対処法②」で上司の置かれている状況を想像してみる、と述べましたが、日頃のコミュニケーションが不足していると、想像が困難な場合もあります。

そのときは直接、上司と話し合ってみることが必要です。

「この指示はどういう目的ですか?」

「この仕事ではどのレベルの成果が求められていますか?」

仕事に取り掛かる前に上司との方向性を合わせる機会を作りましょう。

そこで疑問点や自分の考えも表現しておくことで、すれ違いや誤解を減らすことができます。

まとめ

会社や上司の方針が合わない際の対処法についてご紹介しました。
根本的な考え方の部分の不一致であれば、今後どうするかは別として、能力開発をしていつでもその会社から離れられる実力を高めておくことや「稼ぐ力」にフォーカスして、自分のスキルを磨いておくことは非常に重要です。

一方で、個別の方針の話については、上司の立場に立って、「なぜこういうオーダーなんだろう」ということを考えてみると、実は納得できる可能性があります。相手の立場に立ってみる、ということは会社だけではなく今後の様々なシーンで必要となる視点です。
今のうちから意識しておくことで、これからの人間関係に大きく影響します。

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